畳床

畳の土台となる畳床(たたみとこ)

表面には見えませんが重要な部材です

畳床は表面には見えないのですが、畳を構成する重要な部材です。
昔は稲わらの畳床だけでしたが、近年インシュレーションボードとフォームポリスチレンを組み合わせた「建材畳床」、床暖房対応の畳床等いろいろな畳床があります。

稲わらの畳床

稲わらは昔からの畳本来の素材で、私達の主食の米を収穫した後残るわらを有効利用した日本の優れた床材です。
稲わらは「吸排出性」に優れていますから暮らしやすい環境を与えてくれます。
上質な畳床は張り替えの毎に手を加えることで長期の使用に耐え、畳表を張り替える事で新品同様になります。

稲わらの畳床はその構造から「四層」と「六層」の構造があります。
普及品は「四層」構造が多く、上級な物は「六層」構造となります。
「六層」の物は四層構造の上に「中ダツ配」「小橫手配」とさらに二層を加えることで、凸凹になりにくく「腰」の強い畳床になります。
また、上級な物ほど細かく縫製し重量も重たくなります。
仕上がりの厚みは通常55㎜と60㎜の2タイプです。

稲わらの畳床の構造

上配・下配・中ダツは畳の長手方向へ稲わらを並べ、橫手配・小橫手配は長手方向に直角に稲わらを並べます。
切りわらは細かく裁断したわらを敷き「ムラ」を調整します。
稲わらは「田んぼ」により太さ長さが異なりますから、仕上がった時に均等な質量配分となるよう留意しながら稲わらを配します。
そして40~50㎝くらいに配した物を「製畳機」と呼ぶ機械でプレスして細かく縫製します。

当社では、国内産(千葉県・埼玉県・宮城県産)の畳床を使用しております。
また、稲わら床を用いた新規畳では作製時に畳床の表面にも防虫シートを取り付けますので、防虫対策は万全です。

『シェロの菰(こも)』と『板入れ畳』

畳の弱点は床下からの湿気です。

「シュロ」と言う植物の皮は湿気に強く水の中でも腐りません。
ですから昔の人は「シュロ」の皮の菰(こも)を畳床の裏に貼り、湿気に強い畳を考案しました。
このような畳床は長く使用するため、工夫もしました。
それは畳の短辺(畳縁を付けない辺)を「框」と言いますが、稲わら床の良い物には「框」に桧の板を入れ補強します。
それは長年使用しても畳の角が丸くならないようにする工夫です。
厚さ2分ほどの桧の板(頭板と言います) に穴 を開け畳床の角に縫いつけ、裏側から畳床と平らになるように 足で締め上げます(なかなかしんどく、技の要る工程です。)
その上で畳表を張り加工しますから、表面からは板の存在は分かりません。

このようにして作られた畳は40年・50年と保ちますから子々孫々とお使いいただけます。

桧の板入れ
畳の角を守り、美しさを保ちます

コーナーでの補強
桧の板の代わりです

棕櫚の菰裏の畳床

稲わらサンド畳床

稲わらの間にフォームポリスチレンをサンドした畳床です。
稲わら床の利点と化学床の利点を備えた畳床です。
稲わらの四層構造畳床よりも小さな「ムラ」が少なく、中のフォームポリスチレンの効果で保温性と反発力があります。
建材畳床より丈夫で、張り替えにも耐えます。
通常の仕上がり厚みは55㎜と60㎜です。

『建材畳床』のご紹介

たたみボード(インシュレーションボード)とフォームポリスチレンを組み合わせた畳床です。
組み合わせのタイプによりⅠ~Ⅲ型があります。
厚みは5㎜単位で調整できます。

稲わらを用いた畳床よりもダニが付きにくい利点があります。
簡便な畳として、マンション企画住宅の主流です。
何回かの張り替えはできますが、稲わらの畳床のように補修して長く使う物ではなく、傷んできたらその箇所を新規の畳に交換する発想の畳です。 畳の厚みが合えば、建材畳から稲わらの畳に交換することもできます。

建材畳床Ⅰ型
(仕上がり15~60㎜)

畳床の全部が、たたみボードのものです。
Ⅱ、Ⅲ型より丈夫とされています。

建材畳床Ⅱ型
(仕上がり35~60㎜)

畳床の下部がフォームポリスチレン、上部がたたみボードの二層のものです。
コンクリートの床に直に畳を敷く時などに使用します。

建材畳床Ⅲ型
(仕上がり45~60㎜)

上下がたたみボードで、フォームポリスチレンをサンドした三層のものです。
建材床の主流です。

健やか畳床

弊社では、主に大建工業(株)の健やか畳床を使用しております。詳しくはメーカーのカタログをご参照下さい。
リサイクルにも配慮した環境にやさしい素材です。

健やかくん3000ECO

たたみボードのみで構成された畳床の種類で、表面のボードは活性炭入りボードSXを使用し、中層に軽量たたみボードを配しています。
活性炭の効能で、ホルムアルデヒド吸着性能をさらにアップした畳床です。マンション、戸建ての畳のグレードアップに。

匠の経験から生まれた畳床 建材畳床サンド補強タイプについて

弊社オリジナルの畳床です。
通常のサンドタイプの物はスタイロフォームが30㎜位あるのに対して、補強タイプの物はフォームを15㎜位としてその分畳ボードを厚くしております。
フォームが断熱と衝撃吸収の役割をするので、丈夫で優れた「足触り」が生まれます。

サンド補強タイプ畳床

通常のサンドタイプ畳床

(株)北一商店の『さらり畳』のご紹介

茶配合ボードを用いた畳床です。
ペットのいるお宅、介護のお部屋に、茶カテキン効果(消臭・抗菌)バツグンです。

畳の事なら、一級畳技能士の店
たたみ工房さいとうにお任せください。

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