畳について

畳は大きく分けて、畳床・畳表・畳縁で構成されます

それぞれの材料を組み合わせることでご使用目的に適った畳・環境にあった畳・ご予算に合った畳などを製作することができます。
畳を製作するのには多くの「管理項目」があります。
畳はその上で生活をしていただくもので、その使用に耐えられるものでなくてはなりません。
このページでは、畳の管理項目や畳についての歴史や機能などを紹介していきます。

畳の管理項目

畳床の特性に「弾力」がありますが、端の方から畳床が膨れてこないように逢着する。

質量の多い畳床は、端の部分をあらかじめ「捨て縫い」「コーナー」「檜の板」等で補強しておく。

畳床の寸法が畳の寸法となります。畳床の裁断は製図通りになっているか確認する。

畳表は張ってから緩まないようにしっかりと畳床と逢着する。畳表の張りが緩むと早く傷んでしまいます。

畳表のイ草が曲がらないように適切に張る。イ草の並びを「イ筋」と言います。真っ直ぐになるように張ります。

畳縁は適切に張り、緩まず且つなるべく柄が曲がらないように逢着する。

実際はもっと細かな点まで注意を払い製作にあたりますが、上記は最低限作り込みたい「品質」です。

畳技術の起源

畳が今日のように部屋全体に敷き込まれるようになったのは江戸時代頃からで、それまでの板の間の上に必要な時だけ畳を敷く(「投げ敷き」と言います。)のとは異なり、部屋一面に畳をきれいに敷き込むには「畳寄せ」の通りが一直線にはならず部屋の「ねじれ」もあり工夫の要することです。

畳を作り上げる工作技術はそれ以前から伝えられてきたものと思いますが、その頃から「畳を正確に部屋に敷き込む技術」採寸法の工夫がなされてきて伝承されてきたのだと思います。
畳を丈夫に美しく作り上げる技術、部屋を正確に採寸する技術。
この二点が相俟って美しい和室が生まれるのです。

これまでに多くの人々が関わり、伝承を繰り返してきたのだと思います。
弊社代表もその継承者でもありますが、部屋の採寸技術に「割本法」と言う技があります。
部屋の対角線の差と対辺の差から「金(カネ)」(直角) を割り出す計算法です。
昔は各畳屋の秘伝として伝えられてきたものが、昭和に入り職業訓練制度ができてから公開され一つの「学問」になりました。
今日では数学的に証明されたものですが、近代数学の考えの無かった江戸時代に「割本法」が確率されていたことに驚きをも感じます。

畳技術の継承

昔から長い間多くの方々の手によって「手差し」による畳作りの技が伝承され、今日でも畳屋の「技能士試験」は全て「手差し」によるなど脈々と継承されております。
各地の職業訓練校も「手差し」を基本に若人の育成にあたっております。

畳を製作する技術は、戦後機械化が進み各種の畳機械が開発されて「大革命」が起こりました。
最初に稲わらの畳床を作る「製畳機」が開発されました。
戦後しばらくしてから畳を製作する「逢着機」が開発され、弊社会長も東海機器工業(株)の協力社員として機械の開発に協力してまいりました。
畳機械の開発は畳の量産と安定した商品を生み、畳業界の環境の改善と畳の価格のコスト低減を図ることができ、大きな貢献をしてきたものと思います。
機械も大きな「道具」ですから、使う人の意図を反映した製品を生み出します。

弊社の考えは、『機械も道具なのだから、それを動かす人が手仕事で確実な畳を作れなければ目標とする「仕上がり」が解らない。』
ですから弊社では、「技能士」の資格奪取を若人の目標としております。
技術の継承も業務の一つと考えております。

畳の機能

弾力性・断熱性・保温性畳表の天然のイ草は弾力があります。
畳床の稲わらやインシュレーションボードは適度な弾力と断熱性・保温性を備えております。
湿度のコントロール作用畳のイ草と稲わら・インシュレーションボードは空気中の湿度をコントロールする「吸排出性」を備えております。
雨の日など湿度が多くなると吸収してお部屋が乾燥してくると排出して、暮らしやすい環境湿度70%位を保持します。
ですから畳のお部屋は暮らしやすいのです。
空気の浄化作用畳表のイ草は、二酸化窒素や有害物質を吸収する能力があり(東大工学部西村研究室)健康面でもお役にたちます。
適度な弾力がある畳は弾力性に優れておりますので、転倒した時のショックを柔らげる効果があります。
そのまま座ることもでき、転んでも衝撃を少なくして安心です。
吸音効果がある畳の天然素材は空気をたくさん含んでおります。
音や振動を吸収する効果があります。
畳の上で元気に遊んで下さい。

畳の事なら、一級畳技能士の店
たたみ工房さいとうにお任せください。

03-3631-9591
03-3631-9587

営業 8:00~20:00(日曜定休)

メールでのお問い合わせ

本社所在地〒130-0021 東京都墨田区緑4-31-1
野田倉庫〒278-0031 千葉県野田市中根334