製作工程・敷き方

工場での畳製作工程や敷き方など

畳替えの仕様が決まりましたら、以下のような順で施工してまいります。

採寸(新規で畳を製作する場合)

新規の畳を制作するには、新築の場合も取り替えの場合も部屋の採寸から始まります。
新築の場合、お部屋の床の間や入り口の取り付けを見て畳の敷き方を決めます。
当社では昔から伝わる「割本法」と言う採寸法で測りますが、部屋の対角線の差を求め、四辺の長さを測ります。

そして対角線の差と対辺の差から「カネ」(直角)を割り出します。
畳寄せ等和室の「辺」は真っ直ぐではありませんから、割り出した値に基づき糸を張り「辺」の凸凹を測定してきます。
床柱や目付柱がある時はその位置も測定します。
この測定した値に基づき、工場で新規畳を作製し後ほどお部屋に敷き込みます。

畳の敷き方

床の間があるような和室では、床の間を優先して「回し敷き」を選択します。
昔の日本では「位の上の人」は横長の敷物に座りました。(位により畳縁の色まで決められていたそうです。)
ですから、畳師は上座の畳が横長になるよう心がけて設計します。
「回し敷き」は畳の作る「直線」と素材の色の変化を求めた敷き方です。

また、旅館や集会場などの広間では「四ツ井敷き」にします。
これには傷んだ畳を違う場所の畳と取り替えやすい利点があります。
最近の洋風化した和室では、決められた「敷き方」はこれと言って無いと言って良いでしょう。
むしろ暮らされる方の「使い勝手」「感覚」が第一と考えます。
畳の「基本単位」は二尺九寸(880㎜)です。

ですから、一畳の畳は五尺八寸×二尺九寸(1,760㎜×880㎜)で、これより小さい分には施工可能なので、和室の設計の参考にして下さい。
大きい畳に「京間」の畳がありますが、「基本単位」は三尺一寸五分(955㎜)になります。

四ツ井敷き

回し敷き

鱗敷き

自由な設計

畳の引き取り(張り替えを施工する時)

張り替え(表替え、裏返し)は、基本的に当日朝引き取り、夕方納品で施工いたします。
長い間ご使用された畳は、「凸凹」ができたり寸法が「あまく」なったりしています。
ですから、当社では畳を引き取る際に、写真のように畳の寸法を適切に直すために必要な「チェック」をしてきます。
ここでの情報収集が畳替えの「出来映え」に反映してきますので大切な作業です。
畳作りに精通した者でないと分からない部分があります。
当社では、技能士の資格を持った者が伺うようにしております。
以上の現場での「チェック」を終えたら、いよいよ自動車に積み込み工場へ運び出します。

マンションなどで畳を運搬する際には畳専用の台車を使います。
6畳の畳を一度に載せ、エレベーターにもそのまま入ります。
ですから、周りの方への迷惑も最小限に止めることができます。

工場での畳の製作手順

新規畳の場合

部屋を採寸した製図を基に、畳床を割り付けた寸法に切断します。
その後仕様に基づき必要な補強を施します。
(写真はコーナーを縫い込んだ所)
このあと、畳床の表面に防虫シートを張り、畳表を逢着します。

張り替えの場合

運び出した畳を作業台に移します。
そして、既存の畳表と畳縁を外します。
畳床が裸になりますので凸凹の調整や寸法の調整を行います。

寸法の調整

畳の「丈」の寸法は畳床にゴザやわらを縫い付けて調整します。
畳の「巾」の寸法は現場で測定してきた寸法に仕上げます。

シート類の施工

調整を終えた畳床に仕様に基づき、防虫シート等を張ります。
写真は「お茶の葉シート」を取り付けています。

新しい畳表張り

当社では先に畳表の巾寸法を決めます。
その後、框逢着機により、畳表を適切に張り逢着します。

霧水を吹く

畳表の逢着が終わったら、畳表の表面全体に「霧水」を噴霧します。これは畳表の「折りシワ」を消し、「草をもどす」ために必要な工程です。
当社では噴霧器を使用しておりますから衛生的です。

畳縁の逢着

畳表の逢着を終えた畳は、畳縁を逢着する両用機に移します。
まず、畳縁を畳床に逢着します。この工程を「平刺し」と言います。このときに畳縁の内側に「縁下紙」を一緒に縫い込みます。
これは畳縁をしっかりとさせるために必要です。

畳縁を折り返す

「平刺し」を終えたら縁幅を均等にするために「渡り線」を引きます。
そして「渡り線」から畳縁を折り返し角を作ります。

返し縫い

「平刺し」を終え畳縁を返したら、畳床の側面から畳縁を逢着し綴じます。
これを「返し縫い」と言います。
両方の畳縁を逢着したら完成です。

畳の納品

新しくなった畳は、「霧水」がよく乾いてから納品に伺います。
畳を元あった位置に敷き「段差」等の細かな調整を済ませたら、移動させた家具を元の位置に戻します。
以上で畳の施工の完了となります。

朝畳を引き取ってから納品まで、お客様にはお買い物に出かけるなど留守にしていただいても大丈夫です。 例えば、お年寄りのいるご家庭など、「デイサービス」の間の施工も可能です。
弊社では納品時に、使用した畳表のカットサンプルを添えた右の説明書をお客様にお渡ししております。

置き畳のご紹介

張り替え可能なので、長く使えます

縁無し半畳の置き畳
木枠は別途

厚さ30㎜の畳です。
寸法も自由にお作りいたします。(但し四角形)
(一畳のサイズ=1,760㎜×880㎜以内になります。)
必要なフロアの寸法を測ってお知らせ下さい。
もちろん、張り替えができるように作製してお届けいたします。

  • 縁付き畳一帖物 ¥8,500(中国産中級畳表)~半畳物¥5,950
  • 縁無し畳一帖物 ¥12,000(中国産目積畳表)~半畳物¥8,400

大判(京間サイズ)もあります。寸法は1,900㎜×950㎜以内です。

  • 縁付き畳一帖物 ¥12,000(中国産中級畳表)~半畳物¥8,400
  • 縁無し畳一帖物 ¥14,000(中国産目積畳表)~半畳物¥9,800

タタミシートのご紹介(表示価格は税抜です)

防虫防湿シート「タタミシート」 1帖当たりの取り付け含めた価格 ¥800

空気は通しますが水分は通さない、ハイテクの紙を使用したタタミシート。
薬剤はフェンチオンを0.7g/m² 使用しています。
畳を敷く床面に敷き、畳を湿気から守ります。
特に1階の和室や、マンションなどでコンクリートに直に畳を敷いている場合などに有効です。
防虫効果は1年間ですが、防湿効果は持続します。
黒い「アスファルト」系のシートと違い、ほとんど臭いは感じません。

製造所 洲本製紙(有)

防虫シート「アサヒシート」 1帖当たりの取り付け含めた価格 ¥800

薬剤に安全性の高いフェンチオンを使用しています。
日本工業規格に準拠した製品です。
稲わら系の新規畳作製時や張り替えの時に、畳床の表面に取り付けます。
効果は約1年間です。
ダニでお悩みの時には、張り替えの時に畳床に取り付けるか、畳の下に敷いても効果があります。

製造所 洲本製紙(有)

防虫シート「ダニシラズE」 1帖当たりの取り付け含めた価格 ¥1,800

布(スパンボンド)でホウ素系化合物を包み込んでいます。
効果は10年以上長持ちします。

製造所 旭硝子(株)

カテキンシート「お茶の葉シート」 1帖当たりの取り付け含めた価格 ¥500

アゼアス(株)の「茶香紙」を使用しております。
天然緑茶葉(茶殻)をそのまま紙に漉き込んだシートです。
緑茶葉中のカテキンの力により優れた抗菌性や消臭性があります。

張り替えの時など、畳床の表面に取り付けることで、細菌の繁殖を抑え、消臭効果があります。
また、ダニを忌避する効果もあります。
天然素材ですから、小さなお子様やお年寄りにも安心してお使いいただけます。
張り替えの時に是非+αしたい商品です。

発売元 アゼアス(株)

竹炭シート 1帖当たりの取り付け含めた価格 ¥1,600

竹炭を不織布に塗布したシートです。
竹炭の多孔質性を利用した天然素材のシートで、 防虫剤等は使用しておりませんので安心です。
住環境の改善に効果があります。
畳の張り替えの時に、畳床の表面に取り付けると効果的です。

発売元 埼玉県畳材料商業組合

ホルムキャッチシート 1帖当たりの取り付け含めた価格 ¥500

お部屋の有害物質ホルムアルデヒドを分解・消臭します。
畳を敷き込んだ後入居までの養生シートに大変良いです。
賃貸経営のオーナーさん、ご検討下さい。
急なご契約にもあわてずに対処できます。
使用後は押し入れやタンスなどの下敷きにもお使いいただけます。 

製造所 洲本製紙(有)

畳の事なら、一級畳技能士の店
たたみ工房さいとうにお任せください。

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